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老朽施設の改築

2010年12月1日

ページ番号:8432

大阪市は、明治時代から下水道整備を進めてきており、老朽化した下水道施設を多く抱えています。また、昭和40年代に急速に下水道整備を行ったこともあり、老朽施設は今後急増期を迎えます。

これらの老朽施設を放置しておくと、管渠では流下能力の低下および臭気や管内への浸入水、道路陥没の発生などのおそれがあります。また、抽水所・下水処理場では、能力の低下による各施設の運転効率の低下や維持管理費の増加などのおそれがあります。

そこで、大阪市では、下水道施設を良好かつ効率的に維持管理していくため、これらの老朽化した施設を計画的に、また、新たな社会のニーズに対応するグレードアップされた施設の改築を進めていきます。

陥没状況の画像

陥没状況



 

下水道施設の改築にあたっては、日常の運転管理に影響を及ぼすことなく行う必要があるため、最新の技術や設備などを取り入れ、単に機能の保持だけではなく、耐久性、耐震性等の向上や省資源・省エネルギー化及び維持管理の効率化等を図るとともに、下水道資源や施設の多目的利用を進めていきます。

新技術の一例(管更生工法)

道路を掘削せず、また下水を流したまま管渠の更新を行うことができます。

新技術の一例(管渠更生工法)のイメージ図

大阪市では、老朽化した下水道管を更新する手法の一つとして、管の内側にプラスチック材(更生材)を形成する「管更生工法」を採用しています。この管更生工法において、大阪市立大学と官学共同で新設計手法を開発することにより、平均で約25%のコスト縮減が可能となりました。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 建設局下水道部調整課

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階

電話:06-6615-7586

ファックス:06-6615-7690

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